マイクロスコープ・精密治療について
当院ではルーペ(歯科医療専用拡大鏡)及び、高性能のマイクロスコープ(顕微鏡)を使った高度な精密治療を行うことで、今までの肉眼では良く見えない歯と被せ物のズレ具合が、ルーペやマイクロスコープを使用すると手に取るように診る事が出来ます。高価であるという要因から、歯科領域の日本での普及は、まだ進んでおらず全国でもマイクロスコープ設置歯科医院はわずか2~3%というのが現状です。
ルーペ・マイクロスコープでの見え方の違い
ルーペ(歯科医療専門拡大鏡)
歯科医師が処置をするお口の中は暗くて狭い空間です。特に奥歯の後ろの部分などはミラーでしか診ることが出来ず光も届きずらい状況です。よって肉眼での処置には限界があるのです。
その狭くて暗いお口の中を明るく、そして拡大して見えるようにするために使うのがルーペ(歯科医療専用拡大鏡)です。
当院で使用するルーペは世界最高レベルの性能を誇り、多くの心臓血管外科医や整形外科医に支持されているアメリカの医療機器メーカーサージテル社のテレスコープ(倍率2.5倍と5倍)LEDライト照明付きを採用しております。
ルーペを使用する利点は全体のバランスを見ながら迅速に診る事が出来るという事です。
肉眼では難しい治療を可能にしつつ機動性に優れているのです。ルーペで全体を診て徹底的に治したい箇所について、より正確・確実な治療を行う場合には、さらに高倍率なマイクロスコープという機器を使用します。
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サージテルルーペ使用の治療風景
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ルーペ(サージテル)LED照明付き
マイクロスコープ(顕微鏡)について
当院に設置しているマイクロスコープは世界最高峰のレンズメーカーであるドイツのカールツァイス社製ピコモラーという機種で、最大倍率は約25倍。歯科用マイクロスコープ特有の、対物レンズを前後左右に振る事が出来るモラー機能があり、このモラー機能によりお口の中をイロイロな角度から診る事が出来ます。
このモラー機能を持つのは歯科用マイクロスコープのみです。
マイクロスコープのメリット
- ルーペでも見えない歯のヒビや破損、根管(神経)の状態の確認ができ、画像や映像を撮影・録画することが出来るため、その映像を確認しながら説明を受けられるので安心です
マイクロスコープを使用した精密治療内容
精密根管治療
マイクロスコープが最も活躍する処置と言えます。歯の根管(神経)はとても複雑で細かい形態になっており、マイクロスコープを使用する事で直接根管内を見ながら正確に処置する事が可能となります。
精密審美補綴治療
ジルコニアなどのオールセラミックス治療の際の被せ物の精度は非常に大切です。
歯肉に近い部分の歯を削合する時にマイクロスコープを使用する事により綺麗な状態に仕上げる事が可能となります。
精密審美修復治療
前歯の虫歯の治療の時に使用する白いプラスティック(コンポジットレジン)修復の時にも削る、詰める、研磨の各ステップでマイクロスコープを使用する事によりとても綺麗な仕上がりに完成させる事が出来ます。
■その他の精密治療の症例 「コンポジットレジン充填の症例」はこちら
マイクロスコープ精密治療Q&A
- Q:マイクロスコープを活用すると、虫歯の再発が起こりにくいと聞きましたが、なぜでしょうか?
- Q:マイクロスコープを活用すると、被せ物が綺麗に合うと聞きましたが、なぜでしょうか?
- Q:マイクロスコープを活用した場合と活用しない場合の、歯の神経の治療では、どのような仕上がりの違いがあるのでしょうか?
- Q:マイクロスコープを活用した場合でも、抜歯が必要なケースはあるのでしょうか?
- Q:マイクロスコープで精密に根管治療を行った歯は、どのくらい長持ちするのでしょうか?
- Q:前歯にセラミックの被せ物をする予定があります。マイクロスコープがないと綺麗な仕上がりにならないのでしょうか?
- Q:自費診療と保険診療のマイクロスコープ治療は、どのような違いがあるのでしょうか?
マイクロスコープ・精密治療のまとめ
マイクロスコープを使用した精密治療を行うことで、従来の治療方法では確認できなかった、細部の箇所まで確認しながら治療を行えるようになりました。その機能ゆえの金額に、導入されていない歯科医院さんが多い中、当院ではいち早くマイクロスコープを取り入れた精密治療を行い、患部の治療具合を患者様に説明させて頂いております。