精密治療 コンポジットレジン充填の症例(40代女性)
虫歯の治療で使用されるコンポジットレジンも年々進化をしています。配合される成分の研究も進み、劣化しにくく、研磨性も高くなって来ています。
当院では、自由診療専用のコンポジットレジンを使用しておりますので、綺麗な仕上がりが可能です。
勿論、材料だけでなく、時間を掛けた丁寧な施術が必須である事は言うまでもありません。
左:前歯の歯と歯の間に出来た虫歯治療の症例です。初回は右上1番の方の処置です。
右:ルーペ、マイクロスコープを駆使して丁寧に虫歯を取り除き、シェード(色合わせ)してコンポジットレジンを充填して行きます。充填が終わり、研磨も終えた状態の写真です。
左:同様に次は左上1番の歯と歯の間の虫歯の処置です。虫歯を除去した状態の写真です。
右:コンポジットレジン充填を終えた状態の写真です。何処を見ても解らないようになり患者さんも大変満足しております。
治療時間と費用 ※自由診療(保険外診療) | |
---|---|
【治療期間】 治療回数:1回 処置時間:約60分 |
【治療費用】 22,000円(税込) ※材料費込み |
マイクロスコープを用いて破折ファイルを除去した症例(30代男性)
日常臨床において根管治療中に、治療用のファイル(根管治療用の器具)が根管内に折れてしまい、そのまま放置されてしまっている歯をしばしば眼にします。
痛みや腫れや違和感が無ければ良いのですが、折れて残ったファイルの奥で炎症が起きてしまうと再度根管治療が必要な為、折れたファイルを除去しなければなりません。
施術前のレントゲン写真です。歯の頭の部分が折れてしまい来院。根管治療は施してあるようですが、根の先の部分に透過性の異なる3mm程度の破折したファイルが確認出来ます。
この症例では痛みや違和感はありませんが、根管治療後、ジルコニアオールセラミック予定なので、破折したファイルを除去して行く計画を立てました。
左:まず前医が根管内に入れた根充材(根管内に入れる最終的な薬)を取り出していきます。すべて取り終えた所でレントゲン撮影しました。折れたファイルが確認出来ます。マイクロスコープを駆使して、折れて残ったファイルの取り出し作業をします。
右:破折したファイルを取り出した後、根の長さを確認する為に再度レントゲン撮影します。感染物質を除去して根管治療を進めていきます。
根管内に最終的な薬を入れた状態のレントゲン写真。緊密に充填出来ているのが確認出来ます。
この後、ファイバーコアを作製してジルコニアオールセラミックを作製・装着していきます。
治療時間と費用 ※自由診療(保険外診療) | |
---|---|
【治療期間】 治療期間:約3カ月(補綴治療終了まで) 治療回数:9回 処置時間:1回 約60分~120分 |
【治療費用】 187,000円(税込) ※材料費込み |
根管治療はマイクロスコープを用いる事により、格段に精度が上がります。
当院のマイクロスコープ・精密治療についてはこちらをご覧ください。
歯髄狭窄した歯の根管治療をマイクロスコープにて処置した症例(50代男性)
加齢と共に歯髄(神経)が狭窄して根管治療が困難になる症例は日常臨床でしばしば見受けられます。
根管が見付からず根管治療を断念する事も…。しかしマイクロスコープがあれば狭窄により細くなった根管を見付けて処置する事が可能になります。
患歯、左上6番。
左:歯髄腔が確認出来ます。(1997年)
右:歯髄腔が見えません。根尖病巣が確認出来ます。(2010年)
サージテルルーペにて口蓋根管は見付けて根管治療。頬側の細い2根はルーペでは見付ける事が出来ません。
マイクロスコープで狭窄した頬側の2根を探し出して根管治療。
この歯はマイクロスコープが無いと絶対に治療が出来ない歯です。
治療時間と費用 ※自由診療(保険外診療) | |
---|---|
【治療期間】 治療期間:約3カ月(補綴治療終了まで) 治療回数:9回 処置時間:1回 約60分~120分 |
【治療費用】 187,000円(税込) ※メタル代金別途 |
当院では、難易度の高い根管治療にも積極的に取り組んでおります。