機能的/審美的な障害を回復する口腔外科
当院の口腔外科では、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、骨と人工歯根が直接結合した後に歯冠を接続させる「インプラント」治療をはじめ、歯ぎしりや食いしばりによる歯や顎への負荷を緩和する「マウスピース(ナイトガード)」の作成、歯ぐきの切開が必要な「親知らず」の抜歯などを中心に対応しております。お困りのことがあればお気軽にご相談ください。
また、高度な技術が求められるインプラント治療に関しては、インプラント専用ページをご覧ください。
マウスピース(ナイトガード)
睡眠時や無意識のうちに、強い力で歯と歯を摺り合わせてしまう「歯ぎしり」。その動作の種類によって、上下の歯を摺り合わせるグラインディング、上下の歯を強く噛み合わせるクレンチング(食いしばり)、上下の歯をカチカチと噛み合わせるタッピングなどに分類されます。
歯ぎしりの原因にはストレスや歯並びが挙げられ、年齢や性別に関わらず多くの人が行っています。しかし、自覚症状がないために、歯や顎に悪影響が出始めて気付くというケースも多くあります。
悪影響とは、歯に欠けや割れが出やすい、詰め物・被せ物の消耗が激しいなどの問題を生じることです。
過度な歯ぎしりによる悪影響を予防・改善するためには、マウスピース(ナイトガード)を就寝時に装着することが有効です。ナイトガードを装着して強い力を滑らせることで、歯や顎への負荷を緩和でき、対合面の歯の摩耗によるすり減りを予防することができます。
ナイトガードは市販のものも販売されていますが、適合が悪く違和感が出やすいのがデメリットとなります。当院では、患者様の歯型に合わせて精密に型どりを行うため、適合性の優れたナイトガードを作成することが出来ます。
親知らず
親知らずとは、歯の一番奥に生える永久歯のことで、一般的に15歳ぐらいから生えてきますが、生えない人や傾いたまま途中までしか生えない人も多いです。
正常に生えてくれれば問題はないのですが、食生活など環境要因の変化により、現代人は顎が細く、親知らずが適正に生えるスペースがなくなっているとされています。
親知らずが適正に生えずにブラッシングしにくいことで、虫歯や炎症などのトラブルに繋がるケースが多く発生します。また、歯並びに悪影響を与えたり、隣の歯を押して痛みが出たりするため、トラブルがある場合は抜歯することが一般的です。
ただし、歯の根が下あごの神経組織に触っている場合、普通に手術をしても下唇が麻痺する可能性が考えられるため、親知らずにトラブルがある際は自己判断せずに、まずはご相談ください。
口腔外科のまとめ
当院では主に、インプラント治療・マウスピース(ナイトガード)の作成・親知らずの抜歯などを行っています。患者様の将来の歯の健康を第一に考え、当院にて対処不可能な疾患の場合には、責任を持って専門機関への紹介状をお出ししていますので、安心してご相談ください。