目次
Q:ドックベストセメント治療で違和感無く噛む事が出来ますか?
Q:初めての虫歯ですが、歯の治療や神経を抜く治療は痛いのでしょうか?
Q:痛みを取り除くのに神経を取ってしまいたいのですが、なぜ神経を取らない方がいいと言われるのでしょうか?
Q:むし歯の治療後に、しみやすくなったと感じるのですが、なぜでしょうか?
Q:スポーツ中に歯をぶつけてから、歯が変色してきました。なぜでしょうか?
Q:麻酔には副作用などのリスクはないのでしょうか?
ほぼ心配はないと思って頂いて問題ありません。
神経のある歯の治療は、麻酔無しで歯を削ることはかなり困難となり、滲みて痛くて脂汗が出てくることかと思います。
また、血圧が高めの方には、血管収縮作用の弱い麻酔薬もありますので、心配ないと思ってください。
授乳中の方に関しても、麻酔後24時間で麻酔薬剤が完全に体外に排出されますので、その後の授乳も問題ありません。
歯の痛みには、様々な原因があり、歯が原因なものからそうではないものまで多岐にわたりますので、痛みがある場合は、速やかに相談してください。
Q:3Mix-MP療法の治療中に痛みはありませんか?
はい、痛みはありません。
3Mix-MP法は、むし歯を削る、歯の神経を取る等のこれまでの治療法でなく、患者さまに大きな負担がかかる予防医療とも異なります。
生体の治る力を活かして病巣組織を修復する医療法で、口腔内病巣に潜んでいる虫歯菌などの全て細菌を殺菌できる3Mixという薬剤を使用します。
3Mix-MP法での施術に限らずドックベストセメント法でも、麻酔下にての治療になりますので、治療中の痛みはありませんのでご安心ください。
また、麻酔をする前には、刺入点に表面麻酔の薬を塗布しますので痛みを感じる事はありません。
3Mix-MP法に関して詳しくお知りになりたい方はコチラをご覧ください。
Q:ドックベストセメント治療で違和感無く噛む事が出来ますか?
ドックベストセメントは虫歯が深くなってしまった時に虫歯菌を殺菌するために使用するセメントですので、これだけでは違和感無く噛む事は出来ません。
ドックベストセメントはあくまで中に埋めるセメントとご理解ください。
外側をセラミックや金属で修復処置をする事により、違和感無く噛む事が出来るようになるのです。
3Mix-MP法でも同様です。それ単体ではキチンと噛む事が出来ません。
当院のドックベストセメント治療に関して詳しくお知りになりたい方はコチラをご覧ください。
Q:授乳中でも無痛で治療を受けることは可能でしょうか?
はい、当院では授乳中でも無痛治療は可能です。
表面麻酔塗布から局所麻酔下にて虫歯治療や根管治療が出来ます。
虫歯が深い場合、3Mix-MP法は抗生剤を使うので不向きなため、妊婦や授乳中の患者さんにはドックベストセメント療法を選択して処置します。
ただし、治療後に授乳再開出来るのは24時間後となります。麻酔薬が完全に体内から抜けるまで待つ必要があります。
また痛みが出た時が痛み止めも服用可能ですが、やはり服用後24時間は授乳を控えた方が良いです。
当院のドックベストセメント治療に関して詳しくお知りになりたい方はコチラをご覧ください。
Q:3MixMP法はどんな虫歯にでも有効なのでしょうか?
3Mix-MP法で使う薬剤の主成分は三種類の抗生剤を混ぜ合わせ、歯面に塗布することにより虫歯菌を除菌殺菌します。
適応としては第一に自発痛(何もしていない時にズキズキと痛む状態)が無い事が重要なカギとなります。
冷たい水にしみる・熱いお湯でしみる・噛むと痛いなどこれらは、適応症となります。
最終的な判断はレントゲン写真検査で虫歯の大きさ、侵襲範囲を精査した上で行います。
また、神経が生きているかどうかも大事な要因になります。既に神経が死んでいる、腐っている時は適応外となります。
しかし、かなり大きい虫歯でもこの3Mix-MP法で歯の神経の保存が可能な事があります。諦める前に一度ご相談くださいませ。
Q:初めての虫歯ですが、歯の治療や神経を抜く治療は痛いのでしょうか?
歯に痛みが出た場合は、速やかに歯科医に相談することが大切です。
当院ではほぼ痛みを感じることなく治療する事が可能です。
また、すぐ削るのではなく状況をしっかりと確認して、患者様の今後の生活を考えた治療をしていくことが大切だと当院は考えております。
虫歯治療、神経を取る治療でも麻酔の量や打つ部位も異なります。上顎・下顎・前歯・奥歯によっても異なりますので、その都度、適した方法で麻酔をかけて処置を致します。
麻酔をする前に表面麻酔薬を塗布しますので、刺入する際もほとんど感じる事はありません。
多くの歯科恐怖症の方が当院で克服されていますので、安心してご来院ください。
Q:歯科恐怖症ですが、怖がりの患者でも大丈夫でしょうか?
はい。歯科恐怖症の方でも大丈夫だと思います。
当院では歯科恐怖症の患者さんが多数いらっしゃいますが、ほとんどの方は克服されており、問題無く治療を受ける事が出来るようになっております。
当院ではほとんどの処置を麻酔をかけて行います。そして麻酔の注射をする前に表面麻酔薬を刺入部位にしますので、注射針が入る時の痛みや違和感はほぼありません。
ここまでクリア出来れば、後は滞り無く治療出来ると思います。
最初は緊張してガチガチですが、痛く無く麻酔をかけて痛く処置が終わるので回数を重ねて行くうちに治療中に居眠りする位にまでなりますよ。
歯科恐怖症の方でも大丈夫です!是非一度ご相談ください。
Q:ドックベストセメントと3MIX-MP法の違いとは?
ドックベストセメントと3MIX-MP法の両方法とも、神経に近くなった虫歯に対して神経を取らずに温存する治療法に用いられます。
当院では、虫歯の大きさや深さに応じてその都度どちらをチョイスするか判断しています。
例えば妊婦さんの場合、抗生剤が主成分の3Mix-MP方が適さず、天然ミネラルが主成分のドックベストセメントを選択したりと、症例に応じて使い分けております。
ドックベストセメントのメリットについて詳しくお知りになりたい方は、当ホームページのドックベストセメント治療のページをご覧ください。
3Mix-MP法に関して詳しくお知りになりたい方はコチラをご覧ください。
Q:痛みを取り除くのに神経を取ってしまいたいのですが、なぜ神経を取らない方がいいと言われるのでしょうか?
歯の神経は歯髄と言われており血管で出来ています。
外部からの刺激に対して熱い、冷たいを感じるのは神経が生きているからなのです。
深い虫歯なので痛みが強くなり神経を除去しなければならないこともありますが、根管治療をして土台を建てて被せ物をすれば歯の保存は出来ます。
しかし、神経を除去した時点で血液供給が無くなり劣化がスタートして歯の寿命が半分以下になってしまいます。
そのため、歯の寿命を縮めない為になるべく神経を温存した方が良いのです。
Q:むし歯の治療後に、しみやすくなったと感じるのですが、なぜでしょうか?
虫歯の治療をして、詰め物をした後に染みる症状が出るのは、日常臨床では珍しいことではありません。
虫歯の治療が必要な歯は、象牙質に細菌が達してる訳です。
エナメル質は知覚が有りませんが、象牙質は知覚がありますので、削った後はいろいろな刺激が歯の神経に伝わってしまうので、染みるという症状が出る場合があります。
個人差があるので染みる期間はまちますです。数日だったり、一週間だったり、数ヶ月続くこともあります。
その刺激から逃れるために、第二象牙質という防御層を作り、染みなくなるのです。
染みている期間、食事がし難いようであれば、痛み止めの薬も有効かと思います。また、その時期は急激な温度変化は避けた方が無難だと思います。カキ氷後の熱いお茶などです。
染み方が時間の経過と共に少なくなって来ていれば回復傾向と判断して良いと思いますが、染み方が増して来る時は神経が弱って来ている可能性もありますので、歯科医に相談されると良いと思います。
Q:スポーツ中に歯をぶつけてから、歯が変色してきました。なぜでしょうか?
それは歯の打撲が原因です。歯の神経は血管で出来ています。血液が流れていて歯に栄養を供給しているのです。
そのため、神経のある歯(生活歯)は白い状態を保っています。
スポーツなどで歯に衝撃を与えたりした時に神経が死んでしまうことがあります。
神経が死んで、栄養供給が絶たれた歯を失活歯と呼びます。
すぐに抜歯になる事はありませんが、時間が経つにつれて茶色に変色して行きます。
その状態になっても根管治療をキッチリ行えば保存することが出来ます。
当院では根管治療にも力を入れておりますので、気になる歯が有りましたらご相談くださいませ。
当院の根管治療の詳細はこちらをご参照ください。
Q:知覚過敏とはどのような症状でしょうか?
正式名称は、象牙質知覚過敏症と言います。
冷たい水を口に含んだり、歯ブラシの時に歯が染みて、キュンとした痛みが一時的に出る状態のことを指します。
ただその症状は一時的で、何もしていない時は痛むことがありません。歯と歯茎の境い目辺りのエナメル質が摩耗して、象牙質が露出することによって起こると言われています。
原因は過度なブラッシングで、エナメル質を減らしてしまい象牙質が露出してしまうことも少なくありません。
あとは過度な咬合圧により、表面のエナメル質が剥がれ落ちるということもあると言われています。
対処法としては、削れてしまっている部位が大きい場合は、白いプラスティックのレジンを充填したり、小さい時はコーティング材を塗ったりすることもあります。
また、日々の歯ブラシの圧を少なくしたり、研磨剤の入っていない歯磨き粉や知覚過敏用の歯磨き粉へ変更してもらっりして、対処することもあります。
Q:歯を抜いた後に、お酒を飲んでも大丈夫でしょうか?
歯を抜いた当日の飲酒は控えておいてください。
理由としては、飲酒により血圧が上昇し治る過程においての毛細血管の閉鎖が妨げられて、再度出血が起こる可能性があり、治癒が遅れることがあるためです。
また、抜歯当日のサウナ、長風呂、マッサージなど、血行が良くなるような事は控えた方が良いでしょう。
翌日からは普通に過ごして頂いて問題無いと思います。
痛みや腫れが無いからと言って処方された抗生剤などを中断するのもよくありません。
歯科医の指示通りに最後まで服用された方が良いですね。
Q:虫歯の予防に「キシリトール」はどの程度効果があるのでしょうか?
キシリトールは酸を生成しない甘味料として有名ですね。
ガムやタブレットなど色々なアイテムとして商品化されています。
何故虫歯が出来るのかと言うと、簡単に言うと細菌が糖を体内に取り込んで酸を作り出し、歯を溶かすのです。歯は酸に弱いのです。
キシリトールは細菌が取り込んでも、酸を生成することが出来ないのです。
キシリトールはしっかりとした甘さもあるので、砂糖の代用甘味料になります。
キシリトールは虫歯予防に効果があると考えて良いと思いますが、最も重要なのは、日々のブラッシングは欠かさず行うことです。
Q:表面麻酔をしていても注射の痛みはあるのでしょうか?
当院では麻酔をする前は必ず表面麻酔をさせて頂きます。
表面麻酔の効果によって、注射針が歯肉に入る時の痛みはほとんどありません。
ただし、麻酔が効きにくい歯の治療をする際は、複数回麻酔を打つ必要があります。
追加麻酔をする時に、歯肉をグッと押されるような感触があります。
骨の緻密度の関係で上顎よりも下顎の方、特に下顎の奥歯は麻酔が効きにくい傾向にあります。
ですが、しっかり麻酔をすれば削る時に染みて痛い、ということはないかと思いますのでご安心ください。
また、治療の後、注射針の刺入部位の軽い痛みを仰る方もたまにおりますが、数日で収まりますのでこれも心配無いと思います。
Q:歯を削ると、そこから虫歯になりやすくなるのでしょうか?
歯には自然再生能力がありません。そのため、一度虫歯になるとその箇所は人工物(セラミック、金属、プラスチックなど)で修復するしかないのです。
その修復を曖昧に行ってしまうと、歯と曖昧な修復物との境目に汚れが溜まり易くなり、そこからまた虫歯になってしまう可能性が高くなります。
虫歯の再発を防ぐためにも、修復物は歯に精密にフィットするように作る必要があります。歯にフィットした修復物であれば、汚れが溜まっても歯ブラシをすれば綺麗に汚れを除去することが出来るためです。
しかし、ひとつ言えることは、「神様が与えてくれた天然歯に勝るモノはない」ということです。
虫歯にならないよう、お口の中を清潔に保つ事がとても重要ですね。
Q:抜歯後のガーゼ交換は痛いのでしょうか?
歯科領域において抜歯が済んだら、後日のガーゼ交換は必要ありません。
抜歯が済んだらガーゼを噛んで圧迫止血をします。止血が確認できたらお終いです。
一週間後に消毒に来て頂いて、抜歯した部位が治癒方向に向かっているのを確認します。
医科領域ではガーゼ交換が痛いということもあるのかもしれませんが、歯科領域ではガーゼ交換は必要ありませんので、ご安心ください。
Q:まだ表面が黒くなっていない虫歯でも何かしらの特徴から検知できるのでしょうか?
小さい虫歯の見付け方ですね。これは、歯の部位によって発見方法があります。
まず歯の噛む面・頬面・裏面に関しては、拡大鏡やマイクロスコープで術野を拡大して、先の細い器具を駆使して見付けて行きます。
器具の先が歯にグッと刺さるような箇所は、象牙質に虫歯が及んでいるので治療の必要があります。
エナメル質の範囲内の虫歯であれば、進行しない可能性もあるので経過観察となります。
歯と歯の間の虫歯はルーペやマイクロスコープでも見付けるのが難しいので、通常のレントゲン撮影法とは異なる、歯と歯の間の状態が良く分かる「咬翼法」というレントゲンの撮影法があるので、この方法で調べます。
象牙質まで及ぶ虫歯でも染みる症状が無いこともあるので、注意が必要ですね。