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Q:他院でジルコニアブリッジを勧められましたが、ジルコニアブリッジに何か欠点はありますか?
Q:他院でジルコニアブリッジを勧められましたが、ジルコニアブリッジに何か欠点はありますか?
ジルコニアのブリッジは、従来のメタルボンドのブリッジに比べると金属の露出が全くないので、審美性はとても高いと言えます。
しかし、利点ばかりではありません。
ジルコニア自体はとても硬くて強度は強いのですが、歯の欠損の部位や対合とのクリアランス(スペース)が少ないと、強度の関係でジルコニアで製作出来ないこともあります。
無理をして製作して、術後に破損となってしまうと再治療となるので、適応症を見極めて行くことがとても重要だと思います。
Q:自費のブリッジと保険適用のブリッジでは、どのような違いがあるのでしょうか?
自費と保険のブリッジの違いですが、全てが違うと言えます。
一般的に「自費と保険の違いは材質の違い?」と思われている方が多いのではないでしょうか。もちろん材質は違います。しかし、材質は、違いの内のごく一部でしかありません。
洋服で例えると、オートクチュール(オーダーメイド服)と吊るしの既製服でイメージすると分かり易いかもしれません。
オートクチュールでは注文によってその顧客に合わせて仕立てられるため、身体にフィットした仕上がりに出来ますが、吊るしの既製服は直せる箇所が限られてしまいます。つまり、「制限が多い」のです。
歯の治療も同様で、保険診療は使える材料や診療時間に制限があるので、限られた範囲の中でしか治療が出来ません。対する自費診療は制限がないので、診療時間もしっかり確保して余裕を持って治療に臨むことが出来ます。
歯科医院では一般的に保険診療の場合、1人のドクターに対して、1日に15~30人くらい診療するのではないでしょうか。
自費診療でしたら、1人のドクターに対して1日6~8人くらいの患者さんで時間をかけて診療することが出来ますので、オーダーメイドでの診療が実現出来るのです。
このような理由から、全てが違うと言えます。
Q:自費の入れ歯と保険適用の入れ歯では、どのような違いがあるのでしょうか?
自費と保険の入れ歯の違いですが、ブリッジ同様に、全てが違うと言えます。特に入れ歯に関しては、被せ物やブリッジ以上に自費と保険との差が顕著に出ます。
被せ物やブリッジは「銀色の部分が見えて嫌だ」などの問題が多いように思います。
一方で入れ歯の場合は、「噛む度に入れ歯が動いて食事が出来ない」「食べてる最中に入れ歯が落ちてしまう」「歯茎が痛くなる」など、単に食べるということに対しての問題なので、見た目の問題よりも切実です。
入れ歯も、自費と保険では使える材料に大きな差があります。保険だと制限が多くてやりたいことが出来ないのです。
そのため、入れ歯は自分にフィットしたしっかりと噛める入れ歯を作ることが大切だと思います。
お金は掛かりますが、ご自分の食生活のためですので!自費と保険にはそれ位の差があります。