歯垢(プラーク)と歯石、綺麗に落としていますか?

         

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歯垢(プラーク)と歯石、綺麗に落としていますか?

2018年05月28日


歯みがき粉などのテレビCMを見ていると、歯垢(プラーク)や歯石といった言葉をよく耳にします。
 
しかし、2つの言葉を混同してしまっている人が少なくないようです。
 
お口の健康を守るため、正しく理解してケアをしましょう。
 
今回は、むし歯や歯周病、口臭の原因となる歯垢(プラーク)や歯石について解説します。
 
 

お口の中のやっかい者、歯垢(プラーク)と歯石

 
歯垢(プラーク)はいつの間にか歯の表面に付いている、白くてぬるぬるした塊です。
 
歯垢(プラーク)のことを食べ物の残りかすだと思っている人がいるかもしれませんが、実はまったくの別物で、食べ物の破片をえさに増殖した細菌や細菌が出した代謝物の塊です。

この歯垢(プラーク)の中では、いろいろな細菌同士が徒党を組んで増殖の密度や病原性因子を調節し、自分たちに都合の良い環境を作っています。
 
中にはむし歯や歯周病を引き起こす細菌も含まれているので、歯ブラシで歯垢(プラーク)を取り除くことがお口の健康にとってとても大切だということがよく理解できると思います。
 
 
一方、歯石の様子はまったく異なります。
 
歯石は前歯の裏や歯と歯の間にしばしば溜まっている白くて硬い塊で、歯ブラシを当てて磨いても取ることができません。
 
これは歯垢(プラーク)が時間が経って石灰化したものです。
 
 
歯石は、言うなればほかの臓器、例えば腎臓・肝臓・唾液腺などに沈着する結石と同じような異物です。
 
ほかの異物は放っておくと次第に成長して痛みを伴うのに対し、歯石に痛みはありません。
 
しかし、歯石の表面はデコボコしていて細菌が付きやすく、むし歯、歯周病、口臭のリスクを高めます。
 
 
歯垢(プラーク)や歯石は、私たちのお口の健康を蝕む非常にやっかいなコンビなのです。
 
 

歯石がたまりやすい人の特徴とは?


数ヶ月に1度、お口の検診を受けると、毎日歯磨きをして歯の表面にこびりついている歯垢(プラーク)を取り除いているはずなのに、毎回歯石が溜まっていると言われてしまう人がいるかもしれません。
 
歯石は歯垢(プラーク)からできるので、毎日歯垢(プラーク)を除去していれば歯石は付くはずがないという理屈になりますが、それでもどうして歯石が溜まってしまうのでしょうか。
 
 
歯石が溜まっている場所の記録を一人ひとり付けていくと、大抵の場合、下の前歯の内側や、上の奥歯の外側に多く付いています。
 
これは唾液腺の位置と関係していて、歯石は唾液に含まれているカルシウムやリン酸と結合してできるので、唾液の分泌が活発な場所ではできやすくなっています。
 
また、唾液の質の関係で石灰化しやすい方も少なからず存在しています。
 
 
しかし、いずれの場合にしても歯垢(プラーク)が歯石になるためには2日間ほどかかると考えられるので、やはり歯磨きをするタイミングで歯垢(プラーク)を取り除ききれなかったことが最大の要因です。
 
 
毎食後必ず歯を磨いていたとしても、食べかすや歯垢(プラーク)の取り除きがあれば、十分な効果を得ることはできません。
 
1日のうち何度かする歯磨きの中の1回でもいいので、1本1本の歯を丁寧に磨き、徹底的に歯垢(プラーク)を落とすことが歯石対策には効果的です。
 
特に、就寝中は唾液が減ってお口の中で細菌が繁殖しやすいので、就寝前の歯磨きを丁寧に実施することが推奨されています。
 
 

歯垢(プラーク)と歯石を綺麗に落とすには?


歯垢(プラーク)や歯石をコントロールするためには、なによりも毎日のデンタルケアが大切になってきます。
定期検診で歯科衛生士にすすめられるケアのポイントを紹介しましょう。
 
1.歯磨きは見えない影を中心に
 
上でも触れたとおり、歯石ができやすいのは前歯の裏や、奥歯の外側など、なかなか目に触れることがない場所です。
 
このような場所は必然的に磨き残しやすい場所でもあるので、歯ブラシの角度を変えながら丁寧に磨くようにこころがけるようにしましょう。
 
 
2.就寝前はしっかり磨きをする
 
1日3回、なんとなく歯を磨くよりも、夜寝る前に1回しっかり歯磨きをした方が予防の上では効果的です。
 
ですから、夜寝る前の歯磨きは毛先の動かし方を意識して、いつもより入念に磨くようにこころがけましょう。
 
フロスや歯間ブラシを使うことを歯科衛生士から勧められている人は、このタイミングで必ず歯の間のケアをしましょう。
 
 
3.就寝前にデンタルリンスを活用する
 
就寝前のデンタルケアを入念にするのは、寝ている間は細菌が繁殖しやすいからでもあります。
 
ですから、就寝前にデンタルリンスでお口の中を洗浄し、細菌の繁殖を抑えることも歯垢(プラーク)や歯石の予防に効果的です。
 
 
固着して歯石になってしまったものは自力で取り除くことができないので、むし歯、歯周病、口臭を予防するために、やはり数ヶ月に1度はクリーニングのために歯科医院に通院することが望ましいでしょう。
 
お口の健康は地道な努力によって培われます。
 
デンタルケアの方法やむし歯・歯周病治療に関して分からないことがあれば、お気軽に当院までお尋ね下さい。
 
 

若林歯科医院 院長 若林潤