巨大なカリエス(虫歯) に対して3Mix-MP法で歯髄を温存し、セラミックEmaxにて審美性の回復を行なった症例(20代女性)
知らないうちに虫歯が進行してしまい、気が付いたら歯が欠けて、しみてきていたがそのまま放置してたら痛みが出てきてため、慌てて歯科を受診したら歯の神経を取られてしまった。こんな経験ある方もいらっしゃるかと思います。
神経を取る事で歯の寿命を著しく縮めてしまいます。当院ではなるべく歯の神経を取らないように処置をしております。そのためには、なるべく早い段階での治療が好ましいですね。
左:患歯は左下6番。噛む溝に古いプラスチックの詰め物があり、その下側が深い虫歯になっていて、手前側の歯が折れてしまっています。
右:同部位のレントゲン写真です。神経に近接する大きな虫歯が確認出来ます。症状は冷水痛はあるが、自発痛は無し、神経の保存が望まれます。早めの治療が必要です。
左:麻酔下にてプラスチックの詰め物を除去して、虫歯の部分を慎重に除去していきます。神経が露出する可能性があるので、深い虫歯は無理に追いません。
右:3Mix-MP法にて神経を温存して、専用のセメントを充填して最終の削り込みを終えて、精密な型取りをしていきます。
セラミックEmaxが装着された状態です。審美的な修復が出来て患者さんも大満足です。
術後の痛みや違和感も無く順調な経過をたどっています。
治療時間と費用 ※自由診療(保険外診療) | |
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【治療期間】 治療回数:2回 処置時間:1回 約60分 |
【治療費用】 Emax(3Mix-MP) 88,000円(税込) ※材料費込み |
当院ではセラミックEmaxを用いての審美回復治療にも力を入れております。