「歯みがき力」をつけて虫歯や歯周病を防ぐ
2017年06月12日
皆さんは、一日何回歯磨きをしていますか?
朝と夜、お昼ごはんの後にも歯磨きをする人もいます。
毎日の事なので、時間も手間も歯磨きにかかりますが歯周病予防や治療、虫歯の予防にも歯磨きは、欠かせません。
しかし、奇麗に歯磨きが出来ている人ばかりではありません。
歯磨きの後に、磨き残しのチェックをするとよくわかるのですが、磨けてない箇所が必ずあります。
毎日、歯磨きをしている人でも歯磨きが綺麗に出来ない箇所は、虫歯や歯周病になっていきます。
歯科医院で歯磨きの仕方を教えて貰うと、とても正しい磨き方を身に着ける事が出来るようになりますよ。
今日は、歯磨き力についてお話しします。
歯磨きをする目的
歯の健康を守る為に、歯磨きは大切だと子供の頃に教えて貰ったと思いますが歯磨きをする目的は、歯にこびりついている細菌(歯垢)を除去することなんです。
口の中の細菌(歯垢)は、糖を栄養にして酸を作りだし歯を溶かしていき虫歯を進行させていきます。
虫歯菌と言うのは、歯にくっついている歯垢(プラーク)の事を言います。
歯垢は、うがいくらいでは洗い流せないので歯磨きが必要なんです。
絶対に磨いてほしい時間は、寝る前です。
寝ている間は、唾液の分泌が減るので細菌が活発になります。
寝る前の歯みがきで、しっかり歯垢を落としましょう。
歯磨きの力
・虫歯菌の除去
歯磨きをして歯の表面についている虫歯菌を取る事で虫歯になりにくい口内環境にする目的があります。
虫歯菌が酸を作りだし歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。
これを、放置しておけば歯に穴があき虫歯になり治療が必要となりますので一日3回(毎食後)は歯磨きをして虫歯菌を除去しましょう。
・歯肉炎の治療
歯と歯茎の間に歯垢が溜り、この歯垢が原因で歯茎が腫れてしまう事を歯肉炎と言います。
歯肉炎の歯茎は歯磨き時に歯茎から出血しますが、正しい歯磨きを行っていく事で歯茎からの出血もなくなり歯茎も締まり炎症も治っていきます。
・歯周病の予防
歯磨きで口内環境が整っていれば歯周病になりづらいです。
歯周ポケットに溜まった歯垢を歯磨きで取り除く事で歯周病予防に繋がります。
・口臭の予防
歯垢は、ガスや臭いを出す細菌の塊です。
歯垢が溜まっていれば口臭もきつくなりますので歯垢がつかないように歯磨きをしましょう。
歯ブラシの選び方
・歯茎が腫れている場合
歯肉炎や歯周病で歯茎が腫れて痛い時には、やわらかい歯ブラシを使って磨きましょう。
磨いていくうちに歯茎の炎症も収まり痛みもなくなってきます。
・歯周病の場合
歯周病の場合、歯周ポケットに入り込んでいる歯垢を出来るだけ綺麗にしなければなりませんので歯ブラシも毛先の細いものがベストですが、歯の表面などの歯垢を落とす効果が減少してしまうので毛先が細く密集した歯ブラシがベストといえます。
・子供やお年寄り、歯磨きが苦手方の場合
力を入れても痛くない柔らかめで植毛が密集で横幅が広めの歯ブラシがベストです。
歯ブラシが柔らかいので歯茎が傷つく事もなく横幅が広い分、歯磨きの時間も短くなり歯垢の除去もしやすい歯ブラシです。
まとめ
歯磨き力をつけるだけで虫歯や歯周病を防ぐことが出来て健康な歯と歯茎を維持していけます。
当院では、「奇跡の歯ブラシ ポケットイン」という歯ブラシをお勧めしております。
自分にあった歯ブラシや歯磨き方法など目白にある当院でも、指導しておりますので歯磨き力をアップさせたい方は、お気軽にご相談下さい。
若林歯科医院 院長 若林潤